機械に挟んでしまったり、間違って刃物で切ってしまったなどの理由で指が切断され、組織が壊れてしまった指のことをいいます。
早急に指の血行を再開させる手術を行うことで切断された指は再接できますが、指全体を挟んでしまったり、引き抜いたような症状、処置が遅れてしまった場合など神経や動脈、静脈などの組織が壊死している場合は指をつなぐことが難しいです。
万が一の際は、負傷した指をカーゼ等で圧迫し、挙上して病院に行きましょう!なお、切断されてしまった指は湿ったガーゼで包み、ジップロックやビニールの上から氷水などで冷やして保存しましょう。
つづいて切断指の治療法について解説します。
切断指の治療法
切断指の主な治療法は次の3種類があります。
- 骨の固定と腱を縫合し指を再接
- 皮膚をずらして傷口を閉じる
- 骨を短くして傷口を閉じる など
再接できることが理想ですが難しい場合は、足の指を移植して指を再建したり、アートメイクで爪を描きカモフラージュすることも可能です。
切断指のカモフラージュ
切断指の移植は、足の指を切断する痛みや体への負担が大きいことから、ここ最近では皮膚に色素を使って爪を描き、元の状態に近づけるパラメディカルピグミンテーションが注目を集めています。
切断指のカモフラージュにご興味のある方はこちらをご参照ください。