まずはじめに『アートメイクは一生消えない』ということを覚えておいてください。2・3年で消えるから安全と思っている方もいらっしゃいますが、これは間違った認識です。
アートメイク施術
アートメイクを表皮層に入れると教えるスクールもありますが、基底膜よりも上にある表皮層に入れた色素はターンオーバーによって必ず剥がれ落ちてしまいます。
そのため、基底膜を超えた真皮層に色素を入れなければ眉やリップなどのアートメイクを維持することはできません。
もしも、表皮層に入れた場合はターンオーバーの周期である1ヵ月~2ヵ月で色は消えてしまいます。
メンテナンスが必要な理由
では、なぜ真皮層に施術をしてもアートメイクは2~3年に一度のメンテナンスが必要なのでしょうか。
その理由は次の通りです。
刺青は真皮層の奥深くに施術をしますが、アートメイクは基底膜の直下に施術をしますので『マクロファージ』の影響を受けやすいです。
アートメイクの施術による傷の修復や、体内に侵入した色素を異物として貪食する免疫細胞『マクロファージ』の働きによって色が薄くなったり、変性するので定期的なメンテナンスは必要ですが、完全に色が消えるということはありません。