皮膚構造
シミやくすみの原因となる「メラニン色素」は、皮膚の表皮に留まります。
一方、アートメイクの色素は表皮の奥にある基底層の下に入れるため、その色素によってシミやくすみを カモフラージュすることはできないのです。
最適なご提案の必要性
アートメイクでも、薄いくすみであればある程度カモフラージュする ことができます。
ただし、スポットでできているシミや 濃いくすみは色の差ができてしまう可能性があります。そのため、アートメイクをご希望する方であっても、シミやくすみを隠す方法として、まずは 『レーザー治療』または『薬剤除去』をご提案しましょう!
アートメイクアーティストという「美容医療の専門家」として、最適なご提案をすることが信頼につながるのではないでしょうか。
注意点①
アートメイクの色素に含まれる『酸化チタン(白い成分)』は、 レーザーに反応すると 黒くなってしまう傾向にあります。
そのためレーザーによるシミ治療は、 アートメイクをする前に行うようご提案しましょう!
注意点②
アートメイクで薄いシミやくすみをカモフラージュする場合、オレンジや赤い顔料の使用は控えましょう!
なぜなら、シミが より濃く見える可能性があるから。
一方で白い顔料は、光を反射するため、薄いシミやくすみのカモフラージュとしてオススメです
まとめ
アートメイクでは傷跡のカモフラージュができます。
しかし皮膚の内部構造として、シミやくすみの原因であるメラニン色素がある位置と、アートメイクの色素が入る位置が異なるため、しっかりと隠すことはできません。
薄いくすみであれば、「ある程度のカモフラージュ」はできますが、点在するシミや濃いくすみにお悩みの患者さまに寄り添うためにも、『レーザー』や『薬剤』除去をご提案しましょう。
■シミ/くすみのカモフラージュの注意点■
・シミのレーザー治療は、アートメイク前に
・オレンジや赤い顔料はシミが濃く見える
お悩みを持つ患者さまは、アーティストを頼りにいらっしゃっています!
頼もしいと感じていただけるよう、最適な提案をしましょう!