◆針の種類◆
- ライナー
- シェダー
100種類以上ある針ですが、大きく分けるとこの2つに分類されます。
◆ライナーとシェダーの違い◆
この2つの違いは、ドットの密度です。
密度が濃いものがライナーと呼ばれる針で、もう一方がシェダー。
仕上がりのイメージや部位、施術スピードなどによって使い分けましょう!
◆ライナー◆
【例】1001RL/LTのように、上から3・4つ目の数字は針の本数を表します。
- 01⇒1ライナー
- 03⇒3ライナー
- 05⇒5ライナー など
ライナーは、ラウンドやスジ針と呼ばれることもあります。
主に線(ライン)を彫るための針ということからこのように呼ばれています。
上記の写真のように、針が円状に組まれているのも特徴です。
◆シェダー◆
グラデーション(ぼかし)やリップなどを 塗りつぶすときに使用します。
広範囲でもスピーディーな施術が可能です。
◆シェダーの種類◆
シェダーにも、数種類の針があります。
〇Flat(フラット)
ベーシックなシェダー針
〇Magnum(マグナム)
2列に直線に並んだシェダー針
〇Big Magnum(ビッグマグナム)
25本など本数が多いシェダー針
〇Round Shader(ラウンドシェーダー)
ライナーのように円状に組まれているシェダー針
〇Smooth Shader(スムースシェーダー)
フラットよりもドットの間隔が広いシェダー針
◆マグナムの種類◆
マグナムにも、数種類の針があります。
〇Magnum Shader(マグナムシェーダー)
別名:M1/Magnum1
〇Curved Magnum Shader(カーブマグナムシェダー)
別名:RM/CM/SEM
〇Stack Magnum (スタックマグナム)
別名:M2/Magnum2
◆針の直径◆
【例】1001RL/LTのように、最初の2つの数字は針の直径を表します。
- 06⇒約0.20mm
- 08⇒約0.25mm
- 10⇒約0.35mm
アートメイクの施術内容によっても異なりますが、細い毛の方には06、太めの方には10を選ぶなど患者様の毛に合わせて針を選びましょう!
◆テイパー/Taper◆
【例】1001RL/LTのように、最後の2つのアルファベットはニードルの長さを表します。
針先から太くなる部分までのニードルの長さはテイパーと呼ばれ、クオリティーを高く仕上げるためには、テイパーの使い分けが欠かせません。
メーカーによっても長さや呼び方が異なりますが、ショートやミディアム、ロング、エクストラロングなどの種類があります。
テイパーが長い
テイパーが長い=針先が細いので、皮膚へのダメージが少ないです。ただし、施術に時間がかかるというデメリットがあります。
テイパーが短い
テイパーが短い=針先が太いので、一度でしっかりと色が入りますが、テイパーが長いものより皮膚へのダメージが大きいです。
◆まとめ◆
いきなりこれらすべての針の特徴や使い方を理解するのは難しいでしょう。
しかし、多くのアーティストはパウダーやストロークなど、用途に合わせて5種類~10種類ほどの針を使い分けて施術します。
まずは施術の目的に合わせて針を選んで使いやすさや仕上がりの良さなどを確認してみてはいかがでしょうか?